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最終更新: 2008-04-01
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2007年度 麗澤大学大学院 担当授業シラバス

凡例

(言語|英語)? 情報処理原論 (前期開講,単位数 2)

言語情報処理原論,英語情報処理原論と情報処理原論をまとめて示しています。

題目
文科系研究のためのコンピュータ・リテラシー
目標
データの収集と分析,論文執筆,発表,といった基礎的な研究プロセスの中にパソコンをどのように導入するかを,実習を通じて考察する。
概要

パソコンは,データの収集,蓄積,加工,分析において無類の力を発揮する。講義はパソコンの利用方法の基礎から始め,ワードプロセッサ,表計算ソフト,DTPr (Desk Top Presentation) ソフト等,オフィス系アプリケーションソフトウエアの利用方法を中心にパソコンの利用方法を学習しながら,パソコンおよび基本ソフト(OS)の仕組み,デジタルデータの種類と特性,データの保存と管理,ネットワークと各種オンラインサービスの活用方法など,研究・教育活動において不可欠な情報処理の基礎知識を総合的に習得することをめざす。

本講義で扱う主な内容は以下のとおりである:

  1. パソコンの基本操作
  2. ファイル管理
  3. ワードプロセッサを使った論文作成
  4. 表計算ソフトの基本
  5. テキストデータとマルチメディアデータ
  6. DTPr (Desk Top Presentation) の基本
  7. PDF文書の作成と利用
授業計画
  1. ガイダンス (履修希望者は全員出席のこと)
  2. ファイルとデータ形式
  3. Word (1) 原稿作成の基本
  4. Word (2) 書式設定
  5. Word (3) 文章校正,検索と置換
  6. PowerPoint (1) プレゼンテーションの基本とスライド編集
  7. PowerPoint (2) 図解の利用
  8. Word (4) 図形の利用・表の作成
  9. Excel (1) データ入力の方法
  10. Excel (2) データの並べ替え,データベース機能の利用
  11. Excel (3) データの集計と分析
  12. PowerPoint (3) グラフの作成と利用
  13. プレゼンテーション実習 (1)
  14. プレゼンテーション実習 (2)
  15. まとめ
教科書

プリントその他を配布するほか,以下の書籍を用いる。

太田忠一編/植松康祐・草薙信照著『文科系のためのコンピュータ・リテラシ 第3版 Microsoft Office による』サイエンス社. 2004年.

また,以下の書籍は安価であり,原稿作成に大いに役立つので,論文執筆のための参考書として購入をすすめる:

日本エディタースクール 編 (2003) 『原稿編集のためのパソコン操作の基礎知識』日本エディタースクール出版部.
参考文献

授業で随時指示する。ソフトウエアの具体的な利用方法については特に指定しないので,各自必要に応じ参考書を入手し学習すること。

評価方法

出席,課題,レポートで総合的に評価する。

履修の条件

第2回以降持参するものなどを説明するので,第1回授業に必ず参加すること。

パソコンの利用経験や特定の知識は前提としない。

Microsoft Office のアプリケーション群,すなわちワードプロセッサ (Word 2003),表計算ソフト (Excel 2003),DTPr ソフト (PowerPoint 2003) の利用方法を基礎から学びたいものはこの授業を履修すること ((言語|英語)? 情報処理研究Aは,これらのソフトの利用に関し一定の知識があることを前提に講義をおこなう。また(言語|英語)? 情報処理研究Bではこれらのソフトウエアは扱わない)。

担当者からの一言

基本的なアプリケーションソフトウエアの利用方法をまとめて学習します。パソコンが苦手な方,使用歴の浅い方も安心してどうぞ。

(言語|英語)? 情報処理研究A (前期開講,単位数 2)

言語情報処理研究A,英語情報処理研究Aと情報処理研究Aをまとめて示しています。

題目
人文系研究のためのテキスト処理
目標
テキストデータの特性とその検索・可能のノウハウを習得するとともに,HTML,XMLなどテキストの「マークアップ標準」の仕組みと構築・利用の方法を理解する。
概要

パソコンで扱うことのできるデータの中で,テキスト形式のデータは最も単純かつ汎用性が高い。本講義では,

  1. テキストエディタや表計算ソフトなど,テキストを扱うことのできる身近なソフトウエアを用いながらテキストデータの特性を学び,正規表現を使ってテキストデータを検索・加工のためのスキルを身につける。次に
  2. テキストデータを使って複雑なデータ構造を表現するための「構造」という視点から,固定長テキスト, タブ区切りテキスト, CSV, HTMLなどを概観したのち,構造化言語HTML (HyperText Markup Language)とスタイル言語CSS(Cascading Style Sheets) を用いてウェブページを作成する実習をおこなう。最後に
  3. インターネットの普及に伴い急速に普及が進んでいる構造記述言語の標準規格XML (Extensible Markup Language) を取り上げ,XMLを用いたデータの作成と検索・加工のノウハウを実践的に学び,「マークアップ標準」としてのXMLを語学,文学,社会科学その他の研究・教育のさまざまな場面に活用する可能性を考察する。
授業計画
  1. ガイダンス
  2. テキストエディタの利用
  3. 多言語処理とテキストデータ
  4. テキストの検索:正規表現の利用 (1)
  5. テキストの検索:正規表現の利用 (2)
  6. テキストとデータ構造
  7. HTMLを用いたウェブページの作成 (1)
  8. HTMLを用いたウェブページの作成 (2)
  9. 構造とデザインの分離:HTMLとスタイルシート (CSS)
  10. 汎用マークアップ言語XMLの仕組み
  11. XML文書を作る (1)
  12. XML文書を作る (2)
  13. XML文書の検索:XPath
  14. XML文書の変換:XSLT
  15. まとめ
教科書

プリントその他を配布する。

参考文献

授業で適宜指示する。

評価方法

出席,課題,レポートで総合的に評価する。

履修の条件

パソコンの利用経験があることを前提に授業をすすめる。

ワードプロセッサ (Word) や表計算ソフト (Excel),プレゼンテーションソフト (PowerPoint) の利用方法を基礎から学びたい人は「(言語|英語)? 情報処理原論」を履修すること (同時履修も可能である)。本講義では,これらのソフトの基礎的な利用方法の解説は行わないので注意。

「(言語|英語)? 情報処理研究B」はテキスト処理の基礎知識がある程度ある人むけであるので,本講義を履修しておくことは有益である。(必須ではない。)

担当者からの一言

自身の研究分野を見据えながら,構築するデータやその構造,利用方法についての見通しが得られるよう,講義で学んだことを積極的に応用してください。

(言語|英語)? 情報処理研究B (後期開講,単位数 2)

言語情報処理研究B,英語情報処理研究Bと情報処理研究Bをまとめて示しています。

題目
人文系研究に役立てるプログラミング―Perlを例に―
目標
プログラミングの基礎知識を学びながら,既存のソフトウエアに頼らずに,自身の研究に応用できるツールを作成するための基本知識を習得する。
概要

Perlを使った文字列処理と統計処理を実習する。Perlは高い柔軟性と強力な文字処理機能を特徴とするプログラミング言語で,テキストやファイルなどを手軽に扱うことができるほか,モジュールを使って実用的なスクリプトを効率よく作成することができる。本講義では,電子コーパスなどの言語テキストや表形式のデータ,HTML文書など,実践的な素材を用いながら,Perlによるプログラミングの基本とアルゴリズムを学ぶ。最終的には,自身の研究に応用できる小さなプログラムを自ら作成できることを目標とする。

主な授業内容は以下のとおり:

  1. プログラミングの基礎
  2. 変数と演算子
  3. 比較と条件分岐
  4. パターンマッチ
  5. 繰り返し (ループ)
  6. 配列と連想配列 (ハッシュ)
  7. ファイル入出力
  8. サブルーチン
  9. モジュール
授業計画
  1. ガイダンス:プログラムの仕組み (必ず出席すること)
  2. 変数と演算子 (1)
  3. 変数と演算子 (2)
  4. 比較と条件分岐 (1)
  5. 比較と条件分岐 (2)
  6. 繰り返し (ループ)
  7. パターンマッチと正規表現 (1)
  8. パターンマッチと正規表現 (2)
  9. 配列と連想配列 (1)
  10. 配列と連想配列 (2)
  11. ファイル出入力 (1)
  12. ファイル出入力 (2)
  13. サブルーチンの作成
  14. モジュールの利用
  15. Perlと多言語処理
教科書
(株)アンク著 『Perl の絵本Perl が好きになる9つの扉』 翔泳社. 2005年.
参考文献

授業で適宜指示する。

評価方法

出席,課題,レポートで総合的に評価する。

履修の条件

扱う素材についてアンケートをおこなうので,第1回授業に必ず参加すること。

一定のパソコンの利用経験があることを前提に授業をすすめる。テキストデータの取り扱いの基礎知識があることが望ましい (「(言語|英語)? 情報処理研究A」で扱っているので,できるだけ履修するとよい)。

ワードプロセッサ (Word) や表計算ソフト (Excel),プレゼンテーションソフト (PowerPoint) の利用方法を基礎から学びたいものは「(言語|英語)? 情報処理原論」を履修すること。本講義では,これらのソフトの利用方法の解説は行わない。

担当者からの一言

既存のソフトウエアを使うと非常に手間のかかる作業が,自分で作成したプログラムであっという間に解決できることがしばしばあります。本講義は文字列処理に長けているプログラミング言語Perlを例に,研究に必要なプログラムを自分で書くための手ほどきをします。研究への応用に意欲のある人の履修を期待します。

コーパス言語学 (後期開講,単位数 2)

日本語教育学専攻の授業です。

題目
日本語コーパス研究の射程
目標
言語コーパスの検索・加工の方法に親しむとともに,コーパスデータの分析方法を実践的に学ぶ。
概要

コーパスとはデジタル化されたテキストであり,近年,コンピュータの処理能力の向上と自然言語処理への関心の高まりとともに,言語研究用にさまざまな種類のコーパスが開発・公開されている。大量のコーパスは用例の宝庫であり,言語使用の実態を明らかにし,言語の記述を精密化するうえで強力な一次資料となる。

本講義では,現在大学院で利用できる多様な日本語コーパスを使い,コーパスの検索と加工の技術を学ぶ。さらに,コーパスを用いた研究論文 (日本語を中心とするが,一部英語コーパス言語学の成果も含める予定) をできる限り多く購読し,その分析方法・結果を多角的に検証しながら,コーパス研究が語学研究のパラダイムにもたらす意義と方向性を議論する。

研究論文の購読は担当者を決め,演習形式でおこなう。論文は一部教師が指定するほか,履修者が読みたいものを持ち寄ることとする。

授業計画
  1. ガイダンス:コーパスの利用方法 (履修希望者は全員出席のこと)
  2. コーパスの検索と加工 (1)
  3. コーパスの検索と加工 (2)
  4. コーパスの検索と加工 (3)
  5. コーパス言語学概説 (1)
  6. コーパス言語学概説 (2)
  7. 論文輪読 (1)
  8. 論文輪読 (2)
  9. 論文輪読 (3)
  10. 論文輪読 (4)
  11. 論文輪読 (5)
  12. 論文輪読 (6)
  13. 論文輪読 (7)
  14. 論文輪読 (8)
  15. まとめ
教科書

プリントその他を配布する。購読する論文はその都度コピーを配布する。

参考文献

コーパスを利用した具体的な研究成果として,関連論文を随時指示する。

コーパス言語学の基本文献として,以下の書籍・雑誌特集の通読をすすめる。

  • 齊藤俊雄ほか編『英語コーパス言語学:基礎と実践』改訂新版. 研究社. 2005年
  • 『日本語学』臨時増刊「コーパス言語学」明治書院. 2003年4月.
評価方法

発表,レポートで評価する

履修の条件

コーパスデータの配布と利用方法に関する説明をおこなうので,第1回授業に必ず参加すること。

実習の際,テキストデータの取り扱いと正規表現を使った検索の基礎知識があることが望ましい (「(言語|英語)? 情報処理研究A」で扱っているので,できるだけ履修するとよい)。

担当者からの一言

大規模な言語コーパスを用いた言語研究は始まったばかり。方法論の整備にはまだまだ時間がかかる,という段階です。論文を読み進める際にも,その知見を鵜呑みにすることなく,常に問題意識をもち,必要に応じコーパスを使って自ら追検証する姿勢が大事です。

First Created: 2006-12-28; Last Updated: 2008-04-01
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